二日酔い対策で迎え酒って「あり?」

迎え酒
二日酔いの症状を緩和するために「迎え酒(むかえざけ)がいい」という方、ちょっと待ってください。お酒で二日酔いはぜったい治せません。

 

たしかに一時的に二日酔いの頭痛や吐き気等から解放される場合もありますが、それはとりあえず水分が供給され、またアルコールで中枢神経がマヒして、二日酔いをごまかしているだけで、根本的な解決にはなっていません。それどころか、新たな二日酔いの原因を投下したわけなので、血中アルコール濃度が上がり、しばらくすれば再度症状が出て苦しいのが長引く、へたをしたら余計にひどくなるだけです。それを先送りにするために飲み続けることになるあたりは、もはや麻薬と同じですね。

 

また迎え酒は、アルコールが処理しきれずパンク状態の肝臓に追い打ちをかけ、負担をさらに大きくしてダメージを与え続けます。肝臓を休ませずに酷使し続けることで、いきなり深刻な病気になる危険も考えられます。なにより二日酔いの症状がより悪化します。

 

迎え酒はアルコール依存への直線コースでもあります。アルコール依存症のセルフチェックに「あなたは今までに、朝酒や迎え酒を飲んだことがありますか?」という質問がありますが、二日酔いまでも。お酒を飲むための言い訳にしてしまうのが非常に危険です。

 

迎え酒や朝酒は江戸時代の前から存在していますが、のんべの言い訳のような部分が大きく、朝寝・朝酒・朝湯好きで財産をつぶした小原庄助さんのように、昔からよくないこととして扱われています。本気で二日酔い対策をしたいと思ってるのではなく、よくないとわかっていて飲んでる人が多いと思われます。もしあなたの周りに本気にしている人がいたら、すぐにやめさせてください。

 

二日酔い対策は、お酒ではなくスポーツ飲料などによる正しい水分補給が基本です。あとは肝臓をサポートするためにゆっくり身体を休めて、アルコールを少しでも早く分解し、アセトアルデヒドを排出するしかありません。間違っても迎え酒はしないでくださいね。

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